フッ化物の安全性について
- 2022.04.5 | お口の豆知識
こんにちは☀️
本日はフッ化物の安全性についてです。
フッ化物の塗布について不安に感じている親御さんもいらっしゃるかと思います。
一部の文献やネットの情報で「フッ化物は危険」などと見かけることも多いですが、きちんと
使用法、適量を守ればお子さんの虫歯予防になります🌟
あまり知られていませんが、フッ化物は食品にも含まれています❕
塩、海藻、味噌、お茶の他にも多くの食品に含まれており、日頃から食べたり飲んだりしています。
フッ化物は適量ではむし歯予防に効果的ですが、過剰に接種すると急性中毒、慢性中毒を起こしてしまいます。
⚠️急性中毒について
歯磨き粉を一気に2本分飲み込んでしまうと中毒が引き起こされます。
症状は、吐き気、嘔吐、腹部不快感などです。
フッ化物の急性中毒量は、体重1kgあたりフッ化物の量2mgです。
これがどのくらいの量かというと、子供であれば、およそ歯磨き粉1本ぶんを一気に飲み込んでしまうと中毒を引き起こす恐れがあります。
現実的には逆になかなか難しいですよね。なので、急性中毒は適量で使用している限り中毒を起こすことはありませんのでご安心ください。
ただ小さなお子様が手の届く範囲に歯磨き粉を置かないようにご家庭ではご注意ください。
⚠️慢性中毒について
長年飲料水などのより過量のフッ化物を摂取したときに生じるもので斑状歯(歯牙フッ化物症)と骨硬化症の2つがあります。
斑状歯(歯牙フッ化物症)となるのは、適量の2~3倍以上の量のフッ化物を、顎の骨の中で歯が作られている時期に継続して摂取した場合に生じます。
骨硬化症は適量の10倍以上のフッ化物を数十年摂取し続けた場合に起こることがあります。
服用量を誤ると身体に有害ですが、使用法を誤らなければむし歯予防効果へと繋がります。フッ化物も同じで適量を使用すると身体に悪影響が現れることはありません😄
フッ化物はむし歯の予防に効果的であることが証明されています。
定期的(3ヶ月毎)にフッ化物塗布を行ってむし歯を予防していきましょう‼︎
当院では希望者のみにフッ化物塗布を行っております。
フッ化物塗布のご希望がない場合は遠慮なくスタッフまでお声かけください😄
最後まで読んでいただいてありがとうございました❕
ご不明な点などございましたらいろどり歯科のスタッフにお声かけください☺️